
小6M.Aくんの作文
トワードアカデミーの作文コース!
先日のこと。
小学生作文コースの授業で、小6のM.Aくんが作文を書いた。
感想や意見文ではなく、一つの場面で起きたことを時系列に細かく書いていく作文。
作文があまり好きではないらしく、気持ちが入っていない様子。
ただM.Aくんには、この書き方は合っているのではないかと思っていた。
書き方を説明し、場面を思い出しながら書き始めた。
下記が彼が書いた作文。
少し添削はしたが、ほぼ原文のまま。
案の定、書き終わった彼の顔は生き生きとした、まるでその場面にタイムマシーンで
行ってきたかのような顔をしていた。
目が覚めた。
今日は3月〇日。
6年生最後のサッカーの試合だ。
6年生のためにも頑張らなくてはと思いながらバスに乗った。
バスの中ではみんな騒いでいる。
コーチも話に入り笑っている。
いつもと変わらない光景だ。
グラウンドに着いた。
みんな笑って話しながら歩いている。
最後の試合なのにいつもと変わらない。
そう思いながらアップをしていた。
みんなでとりかごをしていると、ピーっと笛が鳴る。
前の試合が終わった笛だ。
次は僕のチームの番だ。
水筒をもってベンチに行く。
コーチがポジションと作戦を話した。
ぼくはフォワードだ。
みんな自分のポジションについた。
ピーッ!
笛が鳴る。
試合が始まった。
相手チームは強く、防戦一方。
だが、味方がボールをとる。
ぼくに完璧なパスが来た。
僕は抜け出した。
相手キーパーが前に出てくる。
横にはディフェンダー。
ぼくはおもいっきりシュートを打った。
相手キーパーにあたって、ゴールならず。
相手チームがボールをとり、また防戦一方。
相手がシュートを打つ。
キーパーが止める。
その繰り返しだ。
そして…
味方がボールをとった。
また、ぼくに完璧なパスがきた。
相手キーパーが前に出る。
横にはディフェンダー。
さっきと同じ状況。
ドリブルをしてもとられてしまう。
そう思ったぼくはシュートを打った。
さっきとは違い、ボールに軽く触っただけのシュート。
そのボールはディフェンダーとキーパーの間を通って、ゴールに吸い込まれていった。
ピーッ!
審判の笛が鳴る。
僕がゴールを決めた!
でもまだ喜べない。
試合時間はまだ残っている。
それからまた防戦一方。
相手チームの攻撃を防ぎ続けた。
そして…
ピッ、ピーッ!
試合終了の笛がなった。
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鎌田雅大